春 遠からじ とか言うひまもなく
最後には
手を伸ばしたら指先に触れるほど近くまできてるって意味の言葉 隣
窓べの大爆発
二年後の夏 水の星へたどりつく 鳥
そのとき何をしててもいい
四年後の冬 ついにはここへ戻ってくる 鳥
そのとき 何をしててもいい
隣で荷台で給湯室で いつでも待ってるから帰りを
そしたらたくさんの思い出の 話をきかせてくれるって言ってたから
理科室の窓べに置かれた槽のなかで
明るいほうへ 白く 明るく ひかる方向へ
いつかいつか 生まれたての 年老いた牡馬が走ってゆく
いつかいつか 死にぎわの 青く拙い星くずが消えてゆく
ぼくはそれを見た 「見た」見たんだって
嘘っぽいね〜 5 4 3 2 1 … (爆発) さよなら
p.s 孫が生まれました
あなたによく似て かわいい