2015-01-01から1年間の記事一覧

時折僕は自分が あの天井に届いてしまうほど背が高いのではないかと思うことがある。そうでなければ この廊下を隙間なく塞ぐほど太っている と。 そしてそう思った日は大抵日が沈んでから気分が悪くなる。それがわかっていたから、夕暮れのあいだに家に帰り…

知識を沢山持っていても、知恵を著しく欠いている人もいる、また、知識はさほど多くなくても、立派に知恵を持っている人もいる、などとも言われる。互いに知恵を競い合うことを、「知恵競(くら)べ」(賢(かしこ)争い)という[2]。晩年の捉 潤太郎がたくさ…

ずっとお面つけててほしい江ノ島行きま道になって永遠って感じ踏みかためられた落ち葉でできている道で僕らの影もふまれてく捉 潤太郎著 「春/淡青」(1998)より丘があった「四月になると、ここは」桜が満開に咲くのだ ここらの人はみな 四季の道 と呼んでい…

神社が燃えた

はやく寝たいな自分に送ったメールが届かないですなに探してんの神社が燃えた友人と瀬戸内に小旅行に行き、戻ると神社が燃えていた。三日前の深夜に出火して、社殿も本殿も全焼したらしい。神社って燃えるんだ とはじめに思ったがよく考えれば燃えるものしか…

自分の足跡なのか 他人の足跡なのか 犬の足跡なのかまったく区別がつかなくなってるでしょうね友だちの家と自分の家はいつも時差があって 3分くらいこえがおくれて きこえるよ最近 前の友だちや久しぶりの人にけっこう会って楽しかったです一年に一回会って…

躊躇する文字 この日までに書いた たった一冊の本も今では誰かの本棚に収まり 息をしている毎日 この部屋で書いた文字 木製の遊具に刻んだ文字も誰にも届かず 選ばれなくてもここにいる それを許してくれる 唯一の文字も終りにはそれすら躊躇するように指先…

しきりに 外へ へっちゃらな君が だいすき………………… 墨画の木 僕が墨画を始めたのはつい最近のことで、紙と墨と筆があれば それに水があればできるから それだけの事情だった 始めたとは言ってもどこに通うわけでも 誰に習うわけでもなく、まして人に見せるこ…

だからなんだよ みたいな生活をしているので毎日 苦〜っ なんだこれ⁉︎ って思いますね夏毛を刈られたりゆくたくたになり そのまま頭を抱えCDたくさんあり処お銭湯夜だけ生き物になるフトン何もいらないし 誰かとどうなりたくもない ただおじいさんになっても…

アイカツという作品には三ノ輪ヒカリさんがいる

アイカツという作品には 三ノ輪ヒカリさんがいるそれだけでいい花火やたら見ている県外にまた見にいく 暑いだけなのに…山登りがしたい ルンバを飼いたい人と会うと心が終わり こういうのを書いたりすると今までの日記の日付を見て今更気付きました何もない〜…

毎日外に出る 毎日外に出て毎日ボロボロの小屋を見る…………ママチャリのおじいさんとぶつかったと思ったら自分がおじいさんになっていましたなにかいいことありましたか?

冬眠熊

どこかにある とってものどかな「ぽかぽか山」の奥深くに 一匹の熊が暮らしていました。 この熊はたいそううっかりもので、元々隣り合う「ぐらぐら山」で家族なかよく暮らしていたはずが、 先の春 ひとりでひなたぼっこにきたぽかぽか山から帰る道がわからな…

光沢ってなんじゃ知らないよ とこぼしたい/僕は知らないし何も知りたくない朝焼け以外 捉 潤太郎著「術/死生」より

忙 といっているうちに砂鉄になっていて みどりの公園から一歩も出られない今週の「ウルトラマン」はお休みです永遠に好きな女の子と水族館と温泉と牧場に行き 壊れたビデオになりたいな自分に色がないから という理由でいろんなことを諦め 泣いている 灰色…

五十年も前に死んでいるのに呼吸をしていてすみません!

奇妙なお爺さんは 浮浪者のような風体をし 時折金色に点滅しているので この(穏やかな)街の中で異常に浮いていた。彼が通った道には蛞蝓が這ったあとのように湿った跡がつくため 人々は彼がどこへ立ち寄りどこへ向かい どこに居るのか すぐに知ることがで…

六十

八畳一間のアパルトを出て 僕は六十になりました裏の公園の もみじのベンチに座り 僕は六十になりましたかつてそうしたように 行き先のないバスに乗り僕は六十になりました名前しか知らない 川を二時間見て 僕は六十になりました昨日十九だった僕が 今日六十…

ラジオネーム 夜中の空気で起きることが多い実現しない約束とか 計画のことを思いだすたびに増えるわかめ犬にしか見えない雨もたしかに僕らを濡らしますガラケーで梅を撮るおじいさんもつづく電車にさわぐ人もすべて なぜか であります このように自然界には…

オイルにまみれて泥だらけ 君が整備したマシンで街を行く 夜明けに追いつく白煙を上げる煙突が急に光を遮って 2人しか見えなくなってた陸橋に差し掛かったときミラーに映ったのは 髪の長かった頃の君だったような

遺言

消防署のほうからくるな 帰れーっ

お湯を沸かして窓を拭いたり もう思わなくていいんだよ、もう思わなくていいんだよ もう思わなくていいんだよこの世で1 くだらない人間なので、年賀状はぜんぶ捨ててしまいましたさすが羽鳥さんもう思わなくていいんだよ すみません少しだけ ウワーと思うこ…

幻のポケモン中途採用面接会場に集まったマイナーポケモン達 その瞳(め)には… 花火をドンドンあげながら 2分間 船が汽笛を鳴らし続ける という俄かには信じられないようなことが 現実に起こるくらいめでたいことがあ(すごいことだ)ったそうだ ボーーー…