躊躇する文字  



この日までに書いた たった一冊の本も
今では誰かの本棚に収まり 息をしている
毎日 この部屋で書いた文字  
木製の遊具に刻んだ文字も
誰にも届かず 選ばれなくてもここにいる  
それを許してくれる 唯一の文字も
終りにはそれすら躊躇するように

指先で気泡がはじけて痩せていく  
ぼろを着て  湖を見ることもなく
物の食べ方も 歌のうたい方も忘れて 
光沢のある街で息をとめる
誰にも届かない 選ばれなくても
終りにはそれすら躊躇するような 文字だけが僕にはある


心  訓練

だれとくポケモン  フーパ とか言ってたらポケモンセンターにおこられました