知識を沢山持っていても、知恵を著しく欠いている人もいる、また、知識はさほど多くなくても、立派に知恵を持っている人もいる、などとも言われる。
互いに知恵を競い合うことを、「知恵競(くら)べ」(賢(かしこ)争い)という[2]。


晩年の捉 潤太郎がたくさん書いてくれた


めちゃ古い本をめくる音だけがする
二月 行き交う人の群に花を育てる雨が降る
明け方の風呂場で落ちたのはたぶん二十二年前の切符なので
春がもう来ないように水をまこうかなと目を擦る
信号が変わる 歩きだす人の足だけが残ってそれが薄れる
ぼくらが見るのはきみが帽子をかぶる夢 笑う夢
おかしなかたちの石をけったらずっと遠くまでいけるかな